ツアー史上初の4週連続優勝がかかる賞金ランク1位鈴木愛(25=セールスフォース)が、この日のベストスコア65をマークし、首位と3打差5位のV戦線に急浮上した。首位と6打差36位だった前日の出遅れを一気に取り戻した。

11番パー5では、残り85ヤードの第3打を54度のウエッジでカップインさせる、スーパーイーグル。バーディーも7個奪取した。一方で14、15番の連続ボギーが納得できないようで「腹立ちました。パーパットが思ったより切れたけど“連続はないだろう”とイラッとした」と苦笑いだ。

第1日は集中力不足に苦しんだ。「体より精神的なものが…。思ったより疲れてたんだなと」。そこで前日夜はお風呂に30分、いつもの倍はつかって、午後10時からぐっすり寝たという。

残り2日で、首位と3打差は優勝争いには申し分ないポジションだ。「このままショットが良ければ。今はパットの方が少し怪しい。ストロークではなく、リズム的なもの。テンポを修正したい」。4連勝へ、2年ぶりの賞金女王へ。鈴木が乗ってきた。