12位から出た賞金ランク5位の石川遼(28=CASIO)が8バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの67で回り、通算10アンダーの206で首位と5打差の7位に浮上した。ツアー未勝利のアンソニー・クウェイル(オーストラリア)が65を出し、通算15アンダーの201で単独首位に立った。2打差の2位は69で回った前日トップの小林伸太郎。賞金ランキング1位の今平周吾はイーブンパーの59位。

上位が着々とスコアを伸ばす中、逆転での賞金王に望みをつなぎたい石川も、この日5アンダーで首位と5打差の7位に浮上した。鼻声ながら「鼻と喉は痛いがプレーに支障はない。ドライバーとアイアンのバランスが少しよくなった」と話す表情は明るかった。

スイッチが入ったのは、グリーン手前のバンカーで苦しみ、5打をたたいた11番(パー3)だった。「ダブルボギーでリミッターが外れて、開き直りの感覚に近いものがあった」。3メートルのバーディーパットを沈めた15番から4連続バーディーで締めくくった。

ホストプロとして臨むこの大会は09、15、17年で2位と相性はいい。「ぎりぎり(優勝争いか)分からないところで終われた。今日やったことをもっと試してみたい思いが強い」と言葉に力を込めた。ゴルフの内容は上向いてきた。バーディー合戦が予想される最終日で今季3勝目を狙う。