2年連続賞金王の今平周吾(27=フリー)の来春メジャー初戦、マスターズ(4月9日開幕、米ジョージア州)の出場権獲得が9日、事実上決まった。この日発表の世界ランクが32位となり「年末時点の同50位内」という出場資格が確定的になったため。

今平はこの日、都内で日本ゴルフツアー機構表彰式に出席。マスターズは2年連続出場になるが、今春の出場権はマスターズ委員会からの特別推薦によるもの。今回は自力で権利を手にした。「すごくうれしいです。(自力で出場権を手にした分)自信を持って臨めます」と笑顔を見せた。

今年は4大メジャー全試合に出て、全部予選落ち。海外で結果を出すために、今季シーズン中からスイング改造に着手に、飛距離アップに努めてきた。世界ランク32位という順位について「海外で思うようなプレーをできていないので、それを考えたら高いかなと思う。(メジャーが)全部日本開催なら」と冗談めかして語り「もっと海外になじんでいきたい」と意欲を口にした。国内ツアー年間表彰で最優秀選手賞など4冠を獲得。来年は東京オリンピック出場権獲得も視野に入れながら、勝負の年になる。