今年、AIG全英女子オープンを制し、国内ツアー4勝の渋野日向子(21=RSK山陽放送)が、報知プロスポーツ大賞を初受賞した。23日、都内のホテルで行われた表彰式に出席。男子賞金王の今平周吾とともに、男女1人ずつ選出され、プロ野球の西武森友哉、巨人阿部慎之助、ヤクルト村上宗隆、ボクシングの井上尚弥、大相撲の朝乃山、ラグビー日本代表の田中史朗、山中亮平とともに登壇した。

受賞インタビューでは、AIG全英女子オープン優勝後を振り返り「1週間で人生が変わった。(日本に)帰ってきたら芸能人。空港でもフラッシュがすごくて『テレビで見るやつだ』『スポーツ選手の凱旋(がいせん)の時のやつだ』って思った」と、人ごとのように話して笑った。式典の合間には両隣の席となった阿部や村上らとも談笑。特に19歳の村上の存在は「まさか年下がいるとは思わなかった」と驚かされた様子だった。

壇上でフリップを使って発表した来年の目標は「東京五輪」と記した。来年6月末時点で世界ランキング15位以内に入れば、出場権を得られるが「今は12位で(鈴木)愛さんが17位なので、3人で出て、金メダルを取りたい」ときっぱり。世界ランキング5位の畑岡奈紗も含め、共闘を呼びかけていた。