30位で出た松山英樹(27=LEXUS)は1イーグル、4バーディー、2ボギーの66と伸ばし通算6アンダー、274の12位で終えた。

最終日は風は弱まったが雨が一日中降ったり止んだりで、厳しいコンディション。

その中で松山は前日の居残りパット練習が功を奏したか、要所でパットを決めて66と伸ばし、苦手な大会で自己最高の12位に順位を上げ、最後は納得したような表情だった。

出だしの10番で3メートルのパットを沈めてバーディー発進、その後はバーディーパットはなかなか決まらなかったが、危なげないプレーだった。

18番パー5は残り228ヤードから8番アイアンでカップまで2メートルの位置に2オン、イーグルパットがカップ左ギリギリから沈むと、ほっとした笑みをみせた。

後半に入って2番パー4で3パットのボギー、6番パー4では1メートルを外すミスもあったが、5番で3メートル、7番パー3は5メートル近いバーディーパットも沈めた。

最終9番パー5はアプローチを1メートルにしっかり寄せてバーディーフィニッシュした。

相変わらずグリーン上には苦戦をしたが、今年の初戦としてはショットに大きな手応えを得たことで、今年は上々の仕上がりで満足下だった。

松山は「もう少し伸ばしたかった。なかなか思うようなゴルフができなかったが、それでも4日間の中では一番良いパッティングだったと思う。相性の良くない大会で悪くないフィニッシュができた。この良い感覚を崩さないようにいきたい」と話し、表情を引き締めた。

この後は1週のオフを挟み、ロサンゼルスへ移動。次戦は昨年3位と好相性のファーマーズインシュアランス・オープン(1月23日~26日・米カリフォルニア州)に出場する。