日本ゴルフツアー選手会は23日、都内で理事会を開き、時松隆光(26)を新会長とすることを決めた。立候補者はなく、推薦を受けた時松が、理事による互選で当選。任期は2年間の予定だ。

前会長で2年前に就任した際の石川遼の26歳110日に次いで2番目に若い、26歳138日での就任となった。副会長は石川、池田勇太、小鯛竜也の3人が務める。

時松は昨年末に理事に就任したばかり。理事会にもこの日初めて出席とあって、第一声は「まだ実感がない。不安しかない」と、とまどいを口にした。だがすぐに「副会長のお三方から、全部フォローしてくれるという言葉をいただいたのが大きかった。ファンを大事にするという、これまで通りの意思、方向性を引き続き、僕なりにアピールしていきたい」と所信表明した。

時松にバトンを託した石川は「男子ゴルフ界の顔。(時松は)信頼、信用できる後輩。僕が3、4年と続けてやればやるほど、次の人の荷が重くなる。選手約200人をまとめるのが1人だと重荷になりすぎるので、3人の副会長がフォローしていきたい」と、バックアップを約束し、今後に期待した。また石川は新たに設けた「PR担当」の役割を担うことも発表。「以前は『ファンプロジェクト担当』ということだったけど、もっと枠を広げるという意味です」と、ファンの拡大に努める考えを明かした。