畑岡奈紗(21)が2週連続で優勝争いに加わった。8バーディー、ボギーなしの64と伸ばし、通算8アンダーの136で27位から首位と2打差の3位に浮上した。9番から後半の12番にかけて、4連続バーディーを奪い、勢いに乗った。2位から出た河本結(21=リコー)は73で通算3アンダーの19位に下がった。62をマークしたマデレーネ・サグストロム(スウェーデン)が通算10アンダーで首位に立った。

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米ツアーデビュー戦でリーダーボード上位にあった河本の名前は、猛チャージした畑岡に取って代わられた。4バーディー、5ボギーで後退した河本に対し、畑岡はボギーなしで8バーディーを奪った。高校時代から親交のある同じ21歳だが、米ツアーでは先輩。「奈紗はさすがだな」と脱帽した。

畑岡は前戦のダイヤモンドリゾーツ・チャンピオンズで月曜までの2日間、通算7ホールにわたったプレーオフで、左に池が広がるホールを繰り返したことでショットに狂いが生じていたという。第1日に気づいて修正。本来の精度を取り戻すと、9番からの4連続バーディーなどスコアに結びつけた。「ショットも安定して、いいパットもたくさんあった」と納得の表情で話した。

対照的に、河本は短いパットで精彩を欠いた。「短くなるほどどっちに切れるのか分からず、すごく読みづらい」と自信を持てず、決めきれない。「少しでも(畑岡に)追い付きたいと思っていたが、ああいうふうに外しているうちは駄目」と反省した。予選通過の喜びもそこそこに、ラウンド後は日が沈むまで練習を続ける姿があった。

世界ランキングは畑岡が5位で、河本は日本勢5番目の60位。河本は滑り込みでのオリンピック(五輪)出場権獲得に向け、今年から米ツアー本格参戦を決めた。同世代の挑戦を、畑岡は「たくさん増えればいい」と歓迎する。日本ツアーを席巻する“黄金世代”の切磋琢磨(せっさたくま)が、異国でも始まった。

◆ゴルフの東京五輪女子出場資格 60人が出場でき、6月29日時点で国際ゴルフ連盟が定めた五輪ランキング(世界ランキングをもとに算出)上位15人が自動的に出場権を得る。15人の中では各国最大4人が出場できる。15位以内に1人しか入っていない国は、16位以下の上位1人が出場できる。15位以内に入っていない国は、16位以下の最大2人までが出場可能。その他、5大陸ごとに各1人の出場枠がある。日本勢は13日発表の世界ランクで15位以内に畑岡、渋野、鈴木の3選手がいるため、現時点では3人が出場可能。