アマチュアで数々の実績を残し、昨年プロテストに合格した女子ゴルフのルーキー安田祐香(19)が5日、都内で会見し、住友ゴム工業と用品使用契約を結んだと発表した。

契約内容の詳細は非公表だが、安田は「ダンロップさんには小学生の時からお世話になっていた。小学3年で初めて新品のクラブを使ったのも、中学生で初めて自分で買ったのもスリクソン。契約プロとして一緒にプロツアーに取り組めることをうれしく思っています。(ツアー)前半戦で優勝したい」と、笑顔で語った。

安田は高校2年時の17年に日本女子アマで優勝し、昨年は世界各国からトップアマが集まって初開催された、オーガスタナショナル女子アマで3位などの実績を持つ。会見途中には、米男子ツアーを主戦場とする松山英樹から、サプライズのビデオメッセージで激励され「興奮が止まらない」と話した。目標として「尊敬されるゴルファー」と掲げたが思い描いたのは松山。「松山さんのプレーを見て、すごくカッコイイなと思った」と、自身も将来的には海外で戦いたい意向だという。

現在は地元神戸市で練習し、プロデビュー戦に備えている。「不安もあるけど、ワクワクの方が強い。1試合1試合楽しみたい」。17年日本女子アマは、渋野日向子ら2学年上の「黄金世代」も出場する中での優勝だけに「2つ上の世代のプロが出ていた試合で、一緒に戦って勝てたのは自信になった」という。「毎試合予選を通過して、優勝争いにも絡んでいきたい」と、力強く語った。