米ツアー参戦2年目で、今季初戦の山口すず夏(19)は最終ラウンド(R)を前に48位から33位に浮上した。

この日は強風でスコアを崩す選手が多い中、1バーディー、2ボギーの73の通算2アンダーと踏ん張り、順位を上げた。

「少し悔しいけど、この風の中、何とか1オーバー(73)で耐えたかなという感じです」。パーオンを6度逃したが、オフに磨いた35、40、45ヤードのアプローチもさえた。メジャー7勝の朴仁妃と同組だった。「(元)世界一の方ですし、すごく楽しみだった」と言い、実際に見た印象を「余裕があるというか、焦りなどがない。打ってはいけない方に打たない。安定感がある」と語った。それでも、75と苦しんだ朴を上回る73。「昨日より少しショットが良くなった。後は自分を信じて、しっかり狙ったところに打てるようにしたい」と最終日を見据えた。