日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)と主催者のアース製薬は3日、国内女子ツアー第17戦アース・モンダミンカップ(6月25~28日、千葉・カメリアヒルズCC)の開催を発表した。無観客に加え、中継局を除くマスコミをコース外からのリモート取材に制限する「非公開開催」という厳戒態勢での実施を検討している。今季37試合中19試合が中止となっている同ツアーが約3カ月半遅れで開幕する。

国内男女ツアーについては、ゴルフ関連5団体新型コロナウイルス対策会議が5月20日にトーナメント開催に向けたガイドラインを発表。緊急事態宣言が同25日に全国で解除され、外的条件は整っていた。

主催者サイドは感染リスクを最大限避ける手段として、ガイドラインで定めた5段階の開催方式のうち、「中止・延期」の次段階にあたる「非公開開催」を検討。大会規模を基本的に選手のプレー、中継局による放送に特化、大会に関わる人員を絞り込むものだ。

ただ、今後の感染状況次第で開催が白紙に戻る可能性はあり、アース・モンダミンカップ後は、第18戦資生堂アネッサレディースと第19戦ニッポンハムレディース、第21戦大東建託・いい部屋ネットレディースで中止が決定済み。国内女子ツアーは、手探りの中でまず1歩踏み出すことになる。