女子ゴルフの開幕戦が、4カ月近く遅れて開催されることが決まったが、昨季の賞金女王、鈴木愛(26=セールスフォース)は、この間に「アスリートフードマイスター」の資格取得に向けた勉強を始めた。5月10日に放送されたテレビ番組にリモート出演した際に明かしたもの。1カ月近く前の時点で「体力的にも、気持ち的にも温存しておこうかなと思って、全く練習をしていません」と話し、資格取得に向けた時間に割いてきたという。

現在、凍結されている世界ランキングは、畑岡奈紗、渋野日向子に次ぐ日本人女子3番手の14位に位置している。1年延期となった東京五輪には、来年6月末の同ランキングで、現在と同じく15位以内と、日本人女子4番手以内を同時にキープしておくことができれば、確実に出場できる。女子ゴルフは今年と来年が統合され、長いシーズンとなるが、17、19年に続く3度目の賞金女王を目指す舞台が、ようやく始まる。