国内女子ツアー第32戦、延田グループ・マスターズGCレディース(10月22~25日、兵庫・マスターズGC)の中止が3日、発表された。

賞金総額2億4000万円はくしくも、この日にツアー開幕戦となることが発表された第17戦アース・モンダミンカップ(6月25~28日、千葉・カメリアヒルズCC)と同じでツアー最高額。例年、賞金女王争いのカギを握る終盤の大一番だが、開催約4カ月半前という異例の早期判断となった。

大会主催者の延田グループ所属でホステスプロの元賞金女王イ・ボミ(31=韓国)は以下のようにコメントした。

「私にとって特別な大会なので中止を知った時、残念な気持ちがなかったと言えばウソになります。しかし、すべての方々の安全確保、大会を最高の状態で行うのが難しいであろうとの考えから、早い時期の判断になったと十分に理解しています。まだまだ予断を許さない状況なので、1日も早く日常を取り戻すことを願うだけです」

また、この日、開催が発表されたアース・モンダミンカップに向け、入国できないことについて「今は入国制限により、日本に行くことができず、待つしかありません。ただ、日本で大会が行われるのはうれしく思い、とても応援しています。私が韓国で久しぶりに試合ができた喜びを、日本の選手にも早く味わって欲しいと思っていました。そして早く、一緒に試合がしたいです」とした。