15位からスタートしたルーキーの西郷真央(18=大東建託)は、5バーディー、ボギーなしの67で回り、通算8アンダー、208でホールアウトした。

1、2番で連続バーディー。さらに終盤の16番から3連続バーディーを奪った。17番パー4で9メートルのバーディーパットを沈め、18番パー5では、第3打を2メートルにつけた。ショット、パットがかみ合い、プロデビュー戦の最終日を2位で臨むことになった。

ホールアウト後は「予選ラウンドの2日間に比べて、ショットがすごく良くなってきていたので、スコアにつながったと思います。もちろん優勝したい気持ちはあります。でも、優勝するためのプレーではなく、自分らしいプレーをしたい」と、無欲で最終日に臨む決意を語った。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、なかなか開幕戦を迎えられない状況の中、師匠の「ジャンボ」こと尾崎将司から「試合が始まらないけど、しっかり調整して頑張れ」と、ゲキを受け、プロデビューに備えてきた。「いい状態で試合に臨めた。オフが長かったので、その分、成長できる時間を与えてもらった」と、疲れを見せず、元気に話していた。