今大会で鈴木愛のバッグを担いだ清水重憲キャディー(46)が、POまでを戦い抜いた。ツアー通算38勝をサポートした名キャディーが見たものとは。

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2位の鈴木プロは、さすがでした。本調子じゃなく、フェアウエーも6度外しました。それでも外しちゃいけないサイドには外さない。例えば16番のバーディーも、ピンへのアングルがいい右ラフからチャンスにつけた。“ゴルフ頭脳”を勉強させてもらいました。

コロナ自粛から初開催された今大会は、いろんな人々の努力があってこそ。関係者全員にPCR検査を行って安心感もありました。だから「何とかギリギリやれた」という印象はないです。プレーそのものは普通にやれました。コース外でも、選手もキャディーも「密」を避ける意識は持っていました。今回の大会が第1歩になると信じています。(プロキャディー)