女子ゴルフで1998年度生まれの「黄金世代」、渋野日向子、勝みなみ、河本結、原英莉花、小祝さくら、大里桃子が5日、千葉・成田ヒルズCCで医療従事者支援のチャリティーマッチを行った。

渋野&勝、河本&小祝、原&大里の3チームに分かれ、6ホールで対戦。河本&小祝が優勝した。好調の河本が引っ張り、4番パー4のドラコンは小祝がトップの260ヤードを記録。ポイントを重ねて逃げ切った。河本は「日本の皆さんにいい報告を届けられるように頑張ります」と、再開が近い主戦場の米ツアーでの活躍を誓った。

渋野は最後まで見せ場がなかった。ニアピンが設定された5番パー3のティーショットを打った直後には「ダフったよ!」と大声。グリーンをとらえられなかった。勝が最もピンに寄せたが、ペアの合計で競うニアピンのポイントを獲得できないなど、優勝に届かず2位だった。勝が好調だっただけに「いいところなしだったので、かっちゃん(勝)に全部お任せして、キャディーをやっていたようなもの」と苦笑いした。 途中、記念撮影するなど参加者は終始笑顔だった。渋野も「かなりリラックスして、しゃべりがさく裂してしまいました」と、WOWOWで生放送されていたことも忘れ、リフレッシュした様子。一方で「個人競技なので、みんなで切磋琢磨(せっさたくま)している」と話し、勝とは互いに負けず嫌いと認め合うなどライバル心ものぞかせた。

今年初戦のアース・モンダミン・カップで予選落ちした。約1週間後のこの日は「風の時の打ち方も少しずつ取り入れた。その中でも、いいショットが打てた時もあった」と手応え。雪辱の舞台を見据えていた。