日本ゴルフ協会(JGA)主催競技の予選会が6日、コロナ自粛後初めて行われた。

日本女子オープンの地区予選は、全国5地区のD地区が兵庫・三木GC東・南C(6373ヤード、パー72)であり、118人(アマ64人)が参加。上位23人が最終予選(8月31日~9月1日、千葉・カレドニアンGC)に駒を進めた。

ミレニアム世代の注目選手、西村優菜(19)は3オーバー、75の12位で通過した。「アースから、ドライバーが今までに経験のないぐらい曲がってしまって。今日も林から出すのが5度ほどあった。それを思えば(75は)よく耐えた方かもしれません」と話した。

プロデビュー戦のアース・モンダミン・カップは、同世代の安田祐香、古江彩佳らの奮闘と対照的に予選落ち。通算16オーバー、142位。屈辱的なスコア、順位だった。最初に“症状”が出たのは、アース・モンダミン・カップ出場のため、開催地の千葉に向かう朝の練習だった。「急に曲がり出した。ここまで曲がるのかと、自分でもビックリするほど」。不安が先立ち、スコアを崩した。

身長150センチと小柄ながら、スイングの美しさに定評があるドローヒッター。ところが、この日も右に飛び出す当たりが続き、暫定球を2度打った。その後は、右を怖がり、左に“チーピン”が続くなど、安定を欠いたままだった。

絶不調のドライバーを立て直すため、現在は上下動が大きくなっていたスイングを調整中だ。

「私は軸をぶらさず振るのが持ち味なのに、その軸までぶれていた。今はまだ、修正中の面が気持ち悪いですが、自信を持って振れるようになりたいです」

日本女子オープンは、アマチュアだった16年に6位となり、ナショナルチーム入りの決め手になった。最終予選もクリアして、思い出のトーナメントまでに本調子を取り戻したい。