女子ゴルフの大里桃子(21=伊藤園)が、記録的な豪雨で被害に遭っている地元熊本県の2町村、球磨村と南関町に、計1万2480本分の飲料を寄付した。

10日、大里の所属マネジメント会社が発表した。いずれも所属の伊藤園が販売、国内販売を手がけている飲料で、球磨村には「evian」(水)500ミリの24本入りを170ケース(4080本)、「おーいお茶 緑茶」(緑茶)525ミリの24本入りを150ケース(3600本)、「1日分の野菜」(野菜ジュース)265グラムの24本入りを100ケース(2400本)寄付した。南関町には「evian」(水)500ミリの24本入りを70ケース(1680本)、「おーいお茶 緑茶」(緑茶)525ミリの24本入りを30ケース(720本)を、この日までに寄付した。

渋野日向子らと同じ98年度生まれで「黄金世代」と呼ばれている大里は「この度の豪雨災害にてお亡くなりになられた方々へ心よりお悔やみ申し上げます。また被害を受け、避難所生活を余儀なくされている方々へお見舞い申し上げます。皆様の安全と被災地の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。いま目の前で困っている方々の役に立ちたいと思う中で、先日再開した国内女子ツアーで獲得した賞金の一部で所属先の伊藤園製品を購入し、寄付させて頂くことに決めました。私ができることは限られていますが、いまできることに真摯(しんし)に向き合い、次の試合に向けた準備をして、試合で活躍する姿をお見せできるよう精進いたします。そして被害に遭われた方々の気持ちに寄り添い、多くの方のご尽力が一日も早い復興につながると信じています」とコメントした。大里は18年CATレディースでツアー初優勝。6月に約3カ月半遅れで行われた今季開幕戦のアース・モンダミン・カップでは、通算9アンダーで5位と上位に進出している。