17年以来の米ツアー6勝目を目指す松山英樹(28=LEXUS)が、得意のコースで好発進した。14年に米ツアー初勝利を挙げた場所で1イーグル、5バーディー、1ダブルボギーの67。5アンダーで首位に2打差の3位につけた。コリン・モリカワ(米国)が7アンダーで単独首位。アダム・ハドウィン(カナダ)が6アンダーで2位につけている。

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グリーンを外したのは2ホールだけで、パーオン率は89%でトップ。松山は得意なコースで本領を発揮し「ショットが徐々に良くなってきた。うれしい」と、笑顔を見せた。

ショットが光った2、3番で連続バーディーといい流れをつくると、8番は3メートル、11番は4メートルのチャンスで確かなパットも披露。ドライバーショットを右の木に当てOBとした13番でダブルボギーも、15番では9メートルのイーグルパットをねじ込んだ。伸ばす周囲に負けじと食らいついた。

新型コロナウイルスによる大幅な日程変更に伴って生まれた新規大会。次戦は14年に米ツアー初優勝を飾ったメモリアル・トーナメントで、移動による感染リスクを軽減するため今大会との異例の2週連続同会場開催となる。15年5位、昨年は6位と好成績を挙げており「勝ったのはもう6年も前だけど、(来週と)2回チャンスがあるから楽しみ」と話す。