新型コロナウイルス感染拡大による約半年間の中断からツアー再開初戦で、8位で出た河本結(21=リコー)が、首位と2打差の4位に浮上した。2バーディー、1ボギーの71で回り、通算3アンダー、141。新設の3日間大会最終日は、今季から主戦場とする米女子ツアー初優勝に挑むことになる。

アウトスタートの3番パー3でボギーをたたいたが、直後の4番パー4でバーディーを奪い返した。後半は我慢の展開が続く中、13番パー5でバーディーを奪った。ホールアウト後は「今日は自分の感覚的には、あまり良くなかった。セカンドショットで、あまりバーディーチャンスをつくることができなかった」という。それでも「コースが難しく、なかなかチャンスをつくることができない中、ボギーを最小限に抑えられたのは、すごく自信になった」と、収穫の大きさを口にした。「キャディーさんの力もあり、このために日本で取り組んできたことの成長も感じた1日でした」と、手応え十分で最終日に臨む。

通算5アンダーのダニエル・カン(米国)ら3人が、首位につけている。ともに102位で出た野村敏京は通算8オーバーの86位、山口すず夏は通算11オーバーの114位でスコアを伸ばせず、最終日に進むことができなかった。畑岡奈紗や有力韓国人選手は出場していない。