日大1年の出利葉(いでりは)太一郎(19=筑紫ケ丘)が、大学初の決勝大会で連覇を果たした。3バーディー、2ボギーの71で通算5アンダー139。大学進学後、ゴルフ部の先輩の指導でショートゲームを多くこなすなどして成長。肉体改造も功を奏し優勝につなげた。なお、マッチングスコア方式を含む上位30人が九州オープンゴルフへの出場権を得た。

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出利葉が、苦しみながら連覇を果たした。

単独首位スタートのこの日は、ドライバーショットが左右に曲がり、安定しなかった。それでも前半を2バーディー、1ボギーでターン。後半も耐え、18番パー5で意地のバーディー。スコアを1つ伸ばし、71で逃げ切った。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期され、2日間に短縮されたが、なんとか開催にこぎつけた今大会。「試合ができることがうれしかった。各地区の(ゴルフ)連盟で(大会を)してなくて九州アマだけがしていて、連覇がかかっているのは僕だけで幸せと思った」と言い、大学初の決勝大会で成長した姿を見せる覚悟だった。

沖学園から日大進学後、「4年の先輩にショートゲームを教えてもらい、ラウンドしてきたことがプラス。どんどん(実力が)上がっている」という自信を胸に、崩れることなく逃げきった。

功を奏したのはそれだけではない。大学で食事の量が増え、体重は高3時より4キロ増の88キロに。昨年末から続ける筋トレの影響もあり、パワーが身についたことも大きい。この日は母千恵さんの43回目の誕生日。優勝で日頃の感謝を伝えた。【菊川光一】

◆出利葉太一郎(いでりは・たいちろう)2001年(平13)5月12日生まれ。福岡県出身。ゴルフは片江小2年から桜美ゴルフで始める。主な優勝は福岡・沖学園高1年の九州ジュニア、同2年の九州新人戦。国内男子ツアー、KBCオーガスタに3度出場し18年48位タイが最高。得意クラブはウエッジ、パター。ドライバー平均飛距離290ヤード。180センチ、88キロ。家族は両親と妹、弟2人。血液型B。