女子ゴルフの渋野日向子(21=サントリー)が6日、リモート会見し、メジャー3大会を含む、2カ月余りにわたる欧米遠征を行うと発表した。
渋野日向子の一問一答
-明日(7日)からの渡英を控え、今の気持ちは。
渋野 楽しみな気持ちもあるんですけど、コロナの状況が、不安なところではあります。
-AIG全英女子オープンに向けて手応えは
渋野 手応えは…。今まで経験したことないリンクス(コース)なので、自信は本当にありません。はははっ。
-対策は
渋野 バンカーが、日本にはないような形状になっているので、そのバンカーの練習をしたり、グリーン周りのアプローチのバリエーションも、日本以上に必要になってくるので、そういうところも練習したり。ショットに関しても、風が強いコースなので、低い球を打つ練習などをやっていました。
-成果は
渋野 低い球を打つボールの飛距離がちょっと、今まで以上に伸びている印象があるので、そういうところは楽しみなところはあります。
-新型コロナウイルス対策などは
渋野 アルコール消毒液は持参し、ハンドソープも持って行き、マスクも大量に持って行きます。
-AIG全英女子オープンにかける思いは
渋野 2連覇できるのは私だけという思いはあるんですけど、それよりも大事だなと思うのは、こういう状況で本当に大変な思いをされている方がたくさんいると思うので、英国から世界へ、勇気や笑顔を与えられるようなプレーができたらいいなと思います。
-昨年は笑顔が注目された。今年も笑顔は絶やさずぷれーしたいか
渋野 そうですね。去年の自分が本当の自分というか、あれが自分らしさだと思う。今まで通りやっていけたらいいなと思う。その中で、技術も去年以上に必要になってくるので、そこもしっかりと見せつつ「去年と変わらないね」というところを見てもらえたらいいなと思います。
-AIG全英女子の目標は連覇
渋野 そうですね、そこが目標です。
-今後の予定は
渋野 英国から、すぐ米国に飛んで、メジャーの大会に向けて準備を進めていこうと思っています。
-国内メジャー初戦で、地元岡山で行われる日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯(9月10~13日、岡山・JFE瀬戸内海GC)は出場しない
渋野 そう決めました。本当に悩んで。悩んだ中で、地元で頑張りたいという思いもかなりあったんですけど、今の自分が米国で頑張りたいという思いがすごく強くて。その自分の思いにうそをつきたくなかった。本当に考えに考えて、考えた上で、米国で頑張ると(結論が)出ました。
-ANAインスピレーション後も米国に残る
渋野 そうですね。(主催者)推薦をいただける試合に出たいなと。推薦次第ですけど、米国で調整しながら全米女子プロ選手権にも向けて、できたらなと思っています。
-新型コロナウイルスの感染拡大がある中でも、英国、米国に行くと決意した決め手は
渋野 私の今の目標は5大メジャー制覇。今年の目標としては、2021年に米ツアーに出るために、2020年はしっかりと準備をする年で、日本ツアーを戦いながら、米ツアーに挑戦するという予定でいた中で、コロナで試合がなかった。(米ツアーの)予選会が今年はなくなってしまったので、優勝するしか(来年)米ツアーに出る手段が今はないので「だったら挑戦しないと」という思いがすごい強かった。
-昨年のAIG全英女子オープン優勝で権利のあった、米女子ツアー登録をしておけばよかったと思ったなどの後悔は
渋野 ないですね。後悔してないです。私が去年後悔しているのは軽井沢(NEC軽井沢72)の3パットだけです(笑い)。
-今回の長期遠征にお菓子は持って行くのか
渋野 スーツケース1個に全て、お菓子と駄菓子を入れまして、大量に持って行く予定です。
-お菓子専用のスーツケース
渋野 そうです。はははっ。