昨年のメジャーAIG全英女子オープン覇者・渋野日向子(21=サントリー)は、前半を終え、バーディーなし、3ボギー、1ダブルボギーの5オーバーで、初めて経験するリンクスコースの洗礼を浴びた。

1番パー4で3メートル残ったパーパットを沈め、上々の滑り出しとなった。2番では10メートルのバーディーパットを30センチに寄せて再びパー。早くもグリーンに適応したかに見えたが、3番で1メートルを外して最初のボギーをたたくと、続く4番でも3メートルのパーパットを外した。

日本にはないブッシュやバンカーなどに、最も苦しめられたのが7番パー5だった。第2打をバンカーに入れると、第3打は出すだけだったが、さらにブッシュにつかまった。そのブッシュからの第4打はクラブが草に絡まり、ミスショット。ダブルボギーをたたき、笑顔が消えていた。

続く8番パー4でも5メートルのパーパットが入らず、5オーバーとなった。9番パー3は10メートルのバーディーパットが入らず、厳しい展開で後半に突入した。