昨年のメジャーAIG全英女子オープン覇者・渋野日向子(21=サントリー)が、ディフェンディング大会の“前哨戦”でリンクスの洗礼を受けた。

まさかのショットを連発したのは、7番パー5(505ヤード)だった。第2打を右ラフにあるポットバンカーに入れ、第3打は出すのが精いっぱい。第4打目のライは、自分でボールを見つける寸前に踏みかけるほどの深いラフ。ヘッドがラフに絡んでフェースが返り、ボールがとんでもない左方向に飛び出した。グリーン左ラフから第5打のアプローチもピン5メートルにしか寄らず、ボギーパットも外し、ダブルボギーとなった。

第1日は1ダブルボギー、6ボギーの8オーバー、79。プロ転向後、バーディーなしラウンドは米ツアーを含む通算37戦115・5ラウンド目で、18年6月アース・モンダミンカップ第2ラウンド以来2度目のことだ。初体験で「ハラハラする」と話していたリンクスのわなにはまった。