昨夏の全英女王・渋野日向子(21=サントリー)は、まさかの8オーバーと大きく出遅れた。バーディーなし、6ボギー、1ダブルボギーで回り79で暫定126位。4アンダーで暫定首位のラーセン(デンマーク)とは12打差。霧のため競技開始が2時間遅れ、9組27選手が第1ラウンドを終えることができずに日没サスペンデッドとなった。

以下、第1日終了後の渋野の一問一答。(ウェブ会見から)

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-1日を終えた感想は

渋野  スコア的には「そうなるだろうな」という結果。1つもバーディー取れなかったのは、やっぱり悔いが残る。やっぱりもうちょっと頑張れよと思いました。

-濃霧など天気の影響はあったか

渋野 風に関しては今までで1番。今週、1番強かったので。それでも、もうちょっと自分で何とかできただろうって思いました。

-リンクスコースの印象は

渋野 やっぱり途中のバンカーに入れたときの難しさだったり、ラフに入れたときの難しさが、今まで回ったところでは経験できないような感じでした。ラフに入ったときは大たたきをしてしまったり、情けないボギーもありましたけど、なかなかてこずりました。

-スタート時に緊張はあったか

渋野 若干、緊張感はあったんですけど、回っているうちにそこまで緊張感がなくなってきた。ショットがなかなかパーオンしなかったので、難しいアプローチがかなり残っていた。それを考えながら打って、パーを拾うっていうゴルフもこれからは必要になる。そういうのもしっかりできたと思うので…。うーん、そんな感じですね。

-本来の攻めるスタイルを出せなかった

渋野 攻めのゴルフをやっているだけじゃあ、なかなかスコアが出ないというか。ピンにデッドで狙ってしまったら奥に行ってしまう。そういうのも考えながらやってはいたんですけど、やっぱりキャリーが出ずに手前とか、左右に曲げてしまってというのもたくさんあった。まあ、なかなか難しい1日だったなと思います。

-深いラフやバンカーを気にして、自分のスイングできなかったのか

渋野 そうですね、途中のポットバンカーに入ったときは出すだけだったり、ラフに入ったらどこに飛んでいくか分からない状態のかなりの長さでした。それも、今日はほぼ全部(のミスを)やったなと思います。

-久しぶりの試合だった難しさもあったか

渋野 (国内開幕戦の)アースでも同じことを言っていたと思うので、全然勉強できていないと思うんですけど。本当に試合がない中でこの試合に合わせる難しさをすごく感じました。練習でやっていることがなかなか実戦でできないという難しさもまた、改めて知ったなというのもありますし。それでもやり続けなきゃいけないという思いもできましたし。やっぱりギャラリーさんがいないと楽しくないと思いました。

-もう少し何とかできただろう、というのはどういう点か

渋野 一番情けないボギーの取り方だなと思ったのは最初の3番パー5のボギーでした。3打目トップしちゃってからアプローチで寄せ切れず、パーパットも入らずだった。そこでちょっと流れが変わってしまったというのもあるので、なかなかそこから取り戻すことができなかった。パー5で3オーバーを打ってしまっているというのは、なんとかできたんじゃないのかなという思いはあります。

-リンクスだから自分のプレーができなかったのか、それ以外の理由もあるのか

渋野 どっちもですね。アースのときと比べると何が成長したかなというのは、要所要所あるかもしれないですけど、それでもまだまだ成長過程。全然、100%には近づけていないので。まだ自分自身も未完成ですし、リンクスの難しさもかなり痛感しましたし。リンクスだからこそのバンカーだったり、ラフにもかなり苦戦したかなと思います。

-明日の午後は天気が良さそう。第2日はどんなプレーをしたいか

渋野 やっぱりバーディーを取りたいという思い。今日も取りたいところで取れなかったりしたので、明日こそは絶対バーディー取って、もっと中身が面白いゴルフができたらなと思います。