昨年のメジャーAIG全英女子オープン覇者・渋野日向子(21=サントリー)は予選落ち濃厚になってきた。前半アウトを終えて通算11オーバー、暫定カットライン(5オーバー)に6打も及ばない状況だ。

第2ラウンド(R)は通算8オーバーからスタートして、1、4、5番でボギーと3つスコアを落とした。無駄な動きをなくし、再現性を高めるため、スタンス幅を狭めた新スイングが依然しっくりこないのか。ドライバーを左に曲げ、深いラフに入れる場面が目立った。強気な“壁ドンパット”も影を潜め、第1Rから27ホールを終えて、バーディーが1つもない。

異変もあった。この日は左手首にテーピングをしており、ラフなどのショットで痛めた可能性がある。負傷したなら、ディフェンディング王者で迎える来週のAIG全英女子オープンへ、不安材料が増えることになる。