渋野日向子(21=サントリー)が、通算12オーバーに終わった予選ラウンド終了後、オンラインの会見で悔しさを隠さずに、胸の内を語った。それでも、渡英前に語っていた「5大メジャー制覇」の目標については「ブレずに達成したい」と、あらためて誓った。

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-第1ラウンド(R)と比べ、違ったやりにくさは

渋野 昨日(第1R)と違って横風が強かった。正直、やりにくさは感じた。

-2戦連続でリンクスコースで苦しめられたが

渋野 リベンジした過ぎて。リベンジしたいですね。しっかり、もっと成長して、もっとショットに自信を持って挑めるように、また帰ってきたいと思った。

-前年優勝者の重圧は

渋野 それよりは、自分のショットに対する不安がすごく、そっちの心配ばかり、この2日間はしていたと思う。スタートホールで「ディフェンディングチャンピオン」と呼んでもらった時は、うれしかった。

-コースに対する不安とは別に怖さがあったか

渋野 何かが力んでしまうのか、何かを何か怖がっているのか、開幕戦から試合になると、試合になるとおかしいというか、振れないのはあった。ティーショットは良くなったけど(それ以外の)ショットはポンコツだった。練習でも、そんなに良くはないけど、試合になると、もっと悪くなってしまう。今回は、それプラス風。余計に悪いところに飛んでしまうとか、乗らないとか…。気持ち的にも苦しかったかなと思う。

-試合前は「楽しみたい」と話していたが

渋野 楽しんでやろうと思っていたけど、悔しい思いが強いですね。この2週間で、自分の足りないところを全部見つけた気がする。いつまでも「経験」とは言っていられない。いろいろなものを見つけた。

-見つけたものとは

渋野 (グリーンの)外からパターを打つという概念がなかったので、そういうのを今週は挑戦した。そういうのは新しい発見。クッションを使うのも去年できなかったことなので、バリエーションを増やせた。みんな試合がない中で、平等ですが、もっと万全で迎えたかった。悔しすぎるなと思いました。

-昨年の自分との違いは

渋野 今の自分は、去年の自分と比べるものではないと思っています。

-5大メジャー制覇への思いは変わらないか

渋野 そこはブレずに。何年かかるか分からないけど、長い時間かけて達成していけたらなと思います。