国内女子ツアーのゴルフ5レディース開幕前日の3日、ツアー史上初となる初優勝からの3戦連続Vに挑む笹生優花(19=ICTSI)が、開催コース岐阜・ゴルフ5カントリーみずなみC(6571ヤード、パー72)で練習ラウンドを行った。

笹生は2日連続18ホールを回った。初挑戦のコース、しかも高低差が大きく、タイトなレイアウトは、NEC軽井沢72、ニトリレディースという優勝した大会のコースと全く趣が違う。「正直あんまり好きじゃない。疲れるし、海外でなかなかないコース。ティーグラウンドからグリーンが見えないホールも多いですし」と苦笑いした。

ただ“女ウッズ”と呼ばれる抜群の飛距離が生きない訳ではない。パー3を除く14ホールのうち、ドライバーを握らない可能性があるのは3、14番パー4ぐらいと明かした。

初Vから2連勝は笹生の他に西田智慧子(90年宝インビテーショナル→富士通レディース)、表純子(05年シャトレーゼクイーンズカップ→スタンレーレディース)がいるが、3連勝となれば史上初だ。

開催3戦連続優勝でも、全美貞(07年屋島クイーンズ→サロンパスワールドレディース→ヴァーナルレディース)鈴木愛(19年樋口久子三菱電機レディース→TOTOジャパンクラシック→伊藤園レディース)に並ぶ、史上3人目の快挙となる。

笹生は「優勝ってすごく難しい。それがたまたま続いただけ。逆に優勝したからこそ気をつけなきゃいけないと思います」と話した。浮かれた様子はかけらも見せず、開幕への準備を整えた。