1オーバーの52位で予選を通過した河本結(22=リコー)は、4バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの73で回り、通算2オーバー、218で58位に後退した。

渋野と同組で回り、出だしの10番パー4でダブルボギーをたたき、苦しい立ち上がりとなった。前半はバーディーを奪えないまま、さらに2つのボギーを重ねて40で折り返した。

だが後半に入ると、バーディーを量産した。1、2番の連続バーディーで冷静さを取り戻したように、ラウンド中には同い年の渋野と談笑するなど、リラックスした様子も見せた。

パー3の8番で後半唯一のボギーをたたいたが、6番と最終9番でもバーディー。後半は33で回り、最終ラウンドの巻き返しを予感させるプレーを見せた。

ホールアウト後は「前半は集中力がなかった。スタートホールからドタバタしてしまった。『スロープレーしちゃいけない』ということしか頭になく、ちょっとプレーが適当になってしまった。でも後半は、ハーフでしっかりと休んで、1人の時間をつくって考えることができて、切り替えられたので、いいプレーができたと思う」と振り返った。

続けて「今日はスタート前から疲れている感じがあって『とにかく今日1日乗り切ろう』と思っていたけど、前半が終わった時に『この世界は甘くないな』と思ったし、他の選手が必死にプレーしているのを見たり、拍手を聞いたりして『自分は何をやっているんだろう』と思った。それで後半は集中して、自分のプレーに徹することができたのがよかった」と、心の内を明かした。

同組の渋野についても「彼女はものすごくいいプレーをしていて引っ張られた。刺激し合って、楽しくプレーできた」と、特に精神面の立て直しに、渋野のプレーが影響していたと話した。