1オーバーの52位で予選を通過した渋野日向子(21=サントリー)は、6バーディー、1ボギーの67で回り、通算4アンダー、212でホールアウトした。順位を21位に上げた。

渋野日向子の一問一答

-第3ラウンドを振り返って

渋野 出だしから長いパットが入ってくれて、本当にいいスタートが切れた。最後まで集中力を切らさず、5アンダーで回れて、すごいうれしかったです。

-トータル25パットと好調。何か変えた部分は

渋野 特に変えたところはなかったけど、とりあえずロングパットのタッチ、ショートパットのタッチを合わせるとか、しっかりと打つところは打つ。メリハリをつけてできていたのが、今日の25パットにつながったんじゃないのかなと思います。

-67というスコアは

渋野 いやー、久しぶりの試合での60台。自分が思っていたよりも、いいスコアが出てくれたので、正直ビックリではあるんですけど、すごいうれしかった。

-アイアンのティーショットを含め、ショットもよかったようだが手応えは

渋野 ちょっと左に曲げたところは何カ所かあったけど、その後でしっかり(グリーン)手前まで持って行って、アプローチで寄せて、微妙なパットも入ってくれた。1つのミスを、後のショットでカバーできていたのが、よかったことかなと思う。

-メジャーの緊張感は

渋野 特にないですね。とりあえず、今年初めての土曜日のゴルフだったので、気分よく(プレー)することができました。

-河本と一緒にラウンドしたが

渋野 試合で結ちゃんと回るのは、1年ぶりと言ってもいいぐらい。試合では去年も、後半戦では回ることがなかったんですけど、実は2週間のロサンゼルスでの練習の時に、2回一緒にラウンドしていて、久しぶり感はそんなになかった。終始ずっと楽しく回っていて、ゴルフ以外の話もしていた。お互いにバーディーを取ったら「ナイスバーディー」と言い合ったり。本当に楽しく回れた。

-スタート前はどのぐらいのスコアを目標にしていた

渋野 昨日の夜ご飯の時に、青木コーチに「明日(第3ラウンドで)60台を出したら、ステーキをおごってあげる」と言われたので、60台は出したかったです(笑い)。

-ホッとした気持ち

渋野 そうですね。自分が思っていた以上のスコアが出てくれたし、内容もすごいよかったので、本当に100点に近いゴルフができたかなと思います。

-グリーン手前からのアプローチが寄っていたが、今朝練習したのか

渋野 そうですね。朝、4番か5番でラフからのアプローチを、ちょうど練習していた。青木コーチに見てもらいながら。「こうやって打つんだよ」と(青木コーチが)言っていた距離が、ちょうどそのシチュエーションがきたので「これだ」と思って打ったら、いい感じで寄ってくれた。そこでパーを取ることができて、よかったと思いました。

-昨日から今日にかけて、どうやって切り替えた

渋野 上がってから、取材の時もすごい自分に腹が立っていたんですけど、青木コーチと話してからですかね。「通ったら、こっちのもんだ」と、言ってもらえてから、ちょっと気分が変わりましたね。

-昨日の取材後に練習していたが、練習の時はまだイライラしていたのか

渋野 いや(練習前に青木コーチと)しゃべったら、だんだんイライラも抜けて。とりあえず日没までに(練習を)終えることに必死で、ずっとしゃべりながらだったんですけど、小走りで、ずっとやっていました。

-昨日のラウンド後の練習はどの程度やった

渋野 練習は1時間もしていないですね。いつものノルマのパッティング練習をして、ショットも20~30球ぐらい。柔らかいシャフトのアイアンとか。リズムを意識しながら打つ練習をしたぐらいです。

-最終ラウンドの目標は

渋野 昨日の後半の分(スコアを4つ落とした第2ラウンド後半)を全部取り返すことが1日でできたので、明日は悔いの残らないように最後まで。明日は攻めのゴルフをしてもいいかなと思うので、しっかりと攻めて、いいスコアで終われるように、笑顔で終われるように頑張りたいと思います。