通算4アンダーの21位で出た渋野日向子(21=サントリー)が、後半で大崩れし、1バーディー、5ボギー、1ダブルボギーの78と、スコアを6つも落とした。今大会は今季初めて予選を通過し、最終ラウンドに臨んだが、通算2オーバーの290、51位で4日間を終えた。

渋野の一問一答は次の通り。

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-来週からまた米国で試合だが試したいことなどは

渋野 まず、来週のコースが全く分からない状態なので、練習ラウンドでいろいろと見ながらだけど、今の私にとって大切なのは予選を通過することだと思う。今回、やっと予選を通過できたので、4日間戦うことの大切さはすごく感じた。体力面も多少はあるかもしれない。次の(試合が行われる)ところは今回よりも暑くないと思いますし、いろいろと気候も違うと思う。芝とかも違うかもしれない。次は米国2戦目ではあるので、いろんなところで、いろんな経験をして、これからの自分につなげていけたらなと思う

-テニスの大坂なおみの優勝については。20歳の時に世界的に大きなタイトルを獲得した点などで共通するが

渋野 私とは天と地の差なので、メンタル面に関しても同じスポーツ選手として、すごい尊敬、本当にすごい方だなと思います。いろんなプレッシャーがあると思うけど、それをはねのけて自分らしく生きていると思う。それでも、しっかりと結果を出されている。今回も2年ぶりの全米優勝。同じスポーツ選手として、本当に、心からすごいなと思いました。

-4日間で得た収穫は

渋野 4日間やるのは、去年の11月以来、約10カ月ぶりで、久々な感覚だった。4日間戦うことの難しさを、あらためて実感した。言い訳にはしたくないし、みんなそうですけど、気温が高い中で、なかなか集中力を保てていなかった。1つのミスを引きずってしまうのは、今までの自分でもよくあったので、そういうところはなくしていかないといけないと、すごく感じる。切り替えようと思っても、なかなか切り替えられない部分もあったので、そういうのを4日間経験することで、いろいろと思い出してきた部分はあった。でも、久々に4日間戦えてよかったなと思う部分も、20%ぐらいあります。

-大会が終わった今、最もやりたいことは

渋野 やりたいことは、うーん…。家族に会いたいです、ハハハッ。特にないですけど、ベッドにダイブしたいですね、ハハハッ。

-昨日「100点に近いゴルフ」と言っていたが、今日のゴルフに点数をつけるとしたら

渋野 前半のゴルフが30、40点ぐらいだとしたら、後半はゼロに近い。むしろマイナスと言っていいぐらいのゴルフ。(この日の後半)9ホールだけで、3日間のゴルフを台無しにしてしまったと思います。