国内女子ツアー・デサントレディース東海クラシックが18日、新南愛知CC美浜C(6456ヤード、パー72)で開幕する。昨季賞金女王鈴木愛(26=セールスフォース)は17日、練習ラウンドを行い、久々に導入予定のクロスハンドグリップの感触を確かめた。

今年5戦で“開幕”のアース・モンダミンカップこそ2位だったが、予選落ちが前週を含めて2度。「入らない」と嘆き続けるパット復調に工夫を凝らす。アドレスでグリップを握った時、右手が左手が下に来るクロスハンド。「昨年は1度もやってないし…。16年の(優勝した日本女子プロ)選手権では3日目までやって、最終日に順手に戻した」。約2年ぶりの試みは、ショートパットの練習でクロスハンドの方が球の転がりにムラがなかったため。「どっちみち入らないなら、順手でもクロスハンドでもいいかなって」と冗談交じりに説明した。

「1日10時間、短くても7、8時間は練習してるのに、先週なんか短いのを外して“何でやねん!”って気分になった」。予選落ち後の週末はクラブを握らず、ウインドーショッピングなどでリフレッシュ。「おかげで昨日からやっとポジティブ、すっきりした気分になりました」。ツアーの第一人者は、あの手この手で打開策を探している。