日本女子プロゴルフ協会公認の2020朝日インテック・ドライビング女王コンテストが競技終了後に行われ、今季ツアー2勝の新人、笹生優花(19=ICTSI)が270・0ヤードを飛ばし、優勝。女ウッズの本領を発揮した。2位は3連覇を狙った穴井詩(32=GOLF5)で268・1ヤード、3位は新人の河野杏奈(20)で268ヤード。

笹生の使用ドライバーは競技で使っているテーラーメイドのM5(ロフト角10・5度、バランスD1)。シャフトはI.S.T IMIDE&SUNSの45・5インチ、硬さS。使用球はタイトリスト プロV1。

笹生は左から体感で風速2~3メートルのアゲンストの中、優勝し、賞金50万円を手にした。「(本戦で)予選通過もできて、ドラコンも取れてうれしい」。当初は恥ずかしくてエントリーしておらず、第1日で同組だった上田桃子や、新人の古江彩佳らに背中を押され、この日のラウンド後、最終的に出場を決めたという。

飛ばしのコツは「飛ばすには振らないと。振ることです」とシンプルに説明。「振るしかないでしょ? 『体を動かさないように』とか、意味がわからない。うまく体を使って振ることです」と話した。

ゴルフを始めた頃は75ヤードの看板も越せなかったが、母の母国フィリピンで男子ゴルファーと一緒に腕を磨く中で、飛距離を伸ばしていった。

ドライバーショットのイメージは「マキロイ。全然できてませんけど。デシャンボーみたいに振ったら、もっと飛びますかね」と笑った。