1日に開幕する米女子ツアー、ショップライト・クラシックに出場する渋野日向子(21=サントリー)が9月30日、会場のニュージャージー州ギャロウエー、シービュー・ドルチェホテル(6217ヤード、パー71)でリモート会見した。

前回のポートランド・クラシックから2週間空き、西海岸から会場には27日に移動。月曜日はクラブを握らず、29日から2ラウンド練習で回ったという。「3時間の時差が意外と効いて、ラウンド中とかも眠かった」と初体験の米国での移動について話した。

ANAインスピレーションからパターの握りを左手を下に変えていたが、今回から元の順手に戻し、前日の練習でも順手でパターを打った。「もともと、いつかは戻さないといけないと思っていた。自分のクセがちょっとずつ減ってきていたので、そろそろ戻してもいいかなと」と理由を説明した。コースを回った印象を「自分が思ったよりもすごく距離が短かった。刻むホールもいくつかあるし、パー5は4つ中3つは2オンできそう。天候が荒れなければスコアがでそうですが、風が強いと違ってくる。ちょっとリンクスぽいなと思いました」と話した。

2週前のポートランド・クラシックでは、3日間すべてアンダーパーで回り、今回の海外遠征で最高の24位に入った。精神的にも技術的にも上り調子にある。「メンタル的にもゴルフの内容もちょっとずつ良くなってきている。この試合もすごく大事なので、最低限4日間戦うことが大事。最終日に向けて自分のゴルフを高めていけるよう、いい状態で全米女子プロ選手権に臨めるようにしたい」と決意を語った。約2カ月に及ぶ海外挑戦もあと2試合。「この2カ月はかなり大きなものを経験した。ゴルフ以外のこともいろいろ経験できている。食事とかは任せっきりになっているので、自分でもやっぱりできるようになって、ゴルフだけで生きていくわけじゃないので、ちょっと手伝いもやって、大人にならないといけないと思いました」と話していた。