女子ゴルフの渋野日向子(21=サントリー)が11日までの全米女子プロ選手権を58位で終え、約2カ月の英米遠征を締めくくった。出場6戦で週末に上位を争うことはなく「レベルの高さを痛感した」と率直に語るが、ショットの改善に手応えをつかむなど収穫もあった。

2連覇を狙ったAIG全英女子オープンなど英国での2戦は予選落ち。その原因となったショットに関し「自信を持てるぐらい戻ってきてくれた」と明るく話す。最終戦の初日はグリーンを外したのが3ホールだけ。不安のあったアイアンを振り切り「今までとちょっと違う18ホールだった」と振り返った。

壁に当たりながら奮闘を続けた姿に、青木翔コーチは「自分で一生懸命考えながらやっていた。今までになかった感じで大きな成長」と目を細める。苦戦したグリーン上でもパターを握る手を反対にするクロスハンドを試した経験は1つの引き出しになりそうだ。

米国での4試合は予選を通過したが、最高で24位に終わり「メジャー覇者というのも恥ずかしい」。一方で持ち前の向上心に火が付いたようで「これまで以上にこっちで戦いたいと思わせてくれた」と憧れを膨らませる。新たな経験を重ねた21歳の人気者。帰国後、30日開幕の樋口久子・三菱電機レディース(埼玉)で日本ツアーに復帰する予定だ。