昨年、一昨年と2年連続賞金王の今平周吾(28)が、4アンダーで首位に立った。ショットがさえて5バーディー、1ボギーの66と、難コースを好スコアで回った。1打差3アンダーの2位に、米女子ツアーを主戦場とする河本結の弟で、アマチュアの河本力ら3人。2打差2アンダーの5位に、47歳のベテラン片山晋呉ら4人が追う混戦となっている。石川遼は3オーバーの63位と出遅れた。

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ドライバーの平均飛距離が320~330ヤードという河本が、持ち味を生かして2位につけた。この日は正確性を求めてドライバーを使う機会を減らし、572ヤードの18番でも使わなかったが、それでもバーディーと“飛ばし屋”が本領を発揮した。「毎日3アンダーが目標なので、達成できてよかった。お姉ちゃんに拠点があれば僕も米国に行きやすい」と、キャディーを務めたこともある、仲の良い姉結とともに、将来の米国での活躍を夢見ていた。