2位で出た稲森佑貴(26)が、2年ぶり2度目の優勝を飾った。1打差を追って終盤までもつれたが、17番で首位を守っていた谷原秀人がボギーをたたいておいついた。直後の18番パー5で、4打目を決められなかった谷原に対し、バーディーを奪って右手でガッツポーズをつくった。昨季まで5年連続でフェアウエーキープ率1位の正確なショットで2バーディー、1ボギーの69に伸ばし、通算5アンダー、275とした。

稲森はツアー通算2勝目で、ともに日本オープン。初優勝、2勝目がともに国内同一メジャーという初のケースで、今大会との相性の良さを発揮した。