17位で出た松山英樹(28=LEXUS)は、4バーディー、3ボギーの71、通算3アンダー、141でホールアウトした。現時点で60位前後につけている。

アウトコースの前半は、1番で3・5メートルのパットを決めて幸先よくバーディーを奪った。だが直後の2番でボギーをたたくと、7、8番でも連続ボギー。スコアを2つ落とし、通算イーブンで折り返した。それでも後半を3バーディー、ボギーなしで回り、通算3アンダーとスコアを1つ伸ばした。

ホールアウト後は開口一番「何も良くなかったですね」と、厳しい自己評価を口にした。前半で流れに乗れなかったことについて問われると「前半というより、ここ最近、バーディーを取った次のホールでチャンスにつけて外したり…。流れ良くプレーができていなのが現状」と唇をかんだ。

復調した後半についても「バーディーがポツン、ポツンとしか出ていない。リズム良く乗っていけない」と話した。スコアが伸びない最大の理由がパットの不調。第1ラウンドでは新パターを投入していたが、この日は使い慣れたものに戻した。それでも決めきれない理由として「ラインの読みだと思うけど、打ち方まで疑ってしまった」と話し、長年積み重ねてきたフォームやタッチにまで、原因があるかもしれないと疑心暗鬼に陥った様子。

終始、表情を曇らせながらも「明日(第3ラウンド)は立て直していきたい。しっかりと切り替えて、1打でもいいスコアで回れるように頑張りたい」と前を向いた。