3人の合計スコアを争う団体戦は、東北(宮城)が3年ぶりの男女アベック優勝を決めた。女子は2日間トータル448で21連覇を達成。男子は計444で3年ぶり26度目の東北王座に返り咲いた。男女とも2位の学法石川(福島)を含む上位2校は、コロナ禍で中止になった夏の高校選手権の代替特別大会(12月15~18日、三重)に出場する。

男女とも初日に1打リードした学法石川との一騎打ちを制した。女子は、この日から出場した鶴瀬華月主将(3年)が5バーディー1ボギーの4アンダー、68のトップスコアでけん引。リードを11打差に広げて逃げ切った。前日22日は所用で欠場したが「先輩方が築いてきた伝統を守れてホッとしました。後輩たちも頑張りました」とエースの役割を果たした。

18歳になった21日の誕生日後、最初の公式戦を優勝で飾った。昨年の全国団体戦は個人2位タイの8アンダーをマークもチームは8位。過去、団体7連覇を含む全国制覇8度の伝統を背負いながら、「(冬場で)いつもより寒いと思うけれど、昨年以上の成績を目指したい」と「緑の甲子園」に挑む。【佐々木雄高】