35位からアウトスタートの1組目で出た金谷拓実(22=東北福祉大)は、5バーディー、1ボギーの68で回り、通算11アンダー、205でホールアウトした。ホールアウト時点で首位と6打差の23位。現在、ラウンド中の小平智と並び、8人出場している日本勢の中でトップとなっている。

1番はボギー発進となったが、直後の2番パー5で7メートルのパットを決めてバーディーを取り返した。その後はボギーをたたくことなく、7番パー4でも6メートルと長いパットを決めてバーディーを奪うなど着実にスコアを伸ばした。終盤の16、17番では連続バーディー。16番パー5は第3打を60センチ、17番パー3はティーショットを1・5メートルにピタリと寄せるなど、随所で切れ味鋭いショットを披露した。

ホールアウト後は「ボギーが先行したけど、粘り強く良いプレーができた」と、笑顔で振り返った。パットについては「昨日(第2ラウンド)に比べて、すごく良くなった」と、調子が上向いていることを実感。最終ラウンドに向けて「もっとビッグスコアを出せるように頑張りたい」と、言葉に力を込めた。