大会5勝で昨年大会覇者のタイガー・ウッズ(44=米国)が「アーメンコーナー」の12番パー3で、3度もクリークに入れて「10」をたたいた。ウッズは23度目の出場で計90ラウンド、通算1620ホールをプレー。8番パー5で「8」、12番で「6」、15番パー5で「8」と1度ずつトリプルボギーを喫しているが、「10」が1ホールの自己ワーストスコアとなった。

12番は155ヤードと短いが、横長グリーンで手前にクリーク、奥にバンカーが待ち構える名物ホールだ。ウッズはこの日、グリーン右のピンに対し、第1打がグリーン手前の土手に落ちてクリークに消えた。クリーク手前からの第3打はグリーン面に落ちたが、スピンがかかり過ぎて、再びクリークへ。第5打は奥のバンカーに打ち込み、第6打はスタンスがうまく取れない、左下がりのライから強く出て、3度目のクリークへ…。第8打はグリーン奥エッジからパターで寄せ、9オン1パットとなった。

昨年は12番で上位陣が軒並みクリークに捕まるのを尻目に、1オン2パットのパー。逆転優勝につなげたが、今年は悪夢に見舞われた。

11番までの通算3アンダーが一気に4オーバーとなった。ただ、それ以後は別人で13番でバーディー、14番のパーを挟み、15番から18番まで4連続バーディー。通算1アンダーまでスコアを戻し、ウッズらしさを見せてのフィニッシュだった。