黄金世代の河本結(22=リコー)が、気合のイーグルで予選通過を果たした。

第1日に3オーバー、61位と出遅れた河本は、17番パー5まで2バーディー、2ボギーのイーブンで回る苦しい展開。しかし、17番で池越えの第2打を2オン。ピン右3メートルにつけ、イーグル。1オーバーとして予選通過ラインを超えた。「めちゃくちゃ大きな1打でした。キャディーさんに聞いてハイリスクと言われたけど、ハイリスクならハイリターンが来るなと思って打ちました。100球に1球ぐらいの球だったと思います」と興奮気味に話していた。

今季から米ツアーに参戦したが、なかなか結果が出ず、精神的に落ち込むこともあった。この日は、米ツアー挑戦の経験がある有村智恵とラウンド。「待ち時間に話を聞いたりして、自分の心を満たしてくれたというか、自分だけが苦しんでいると思っていたので、すごく楽になりました」と大きな収穫もあった。

17番の第2打は、単なる予選通過以上に、今後につながる手応えを感じたという。「まだリコーも全米女子オープンも残っていますので、今週の決勝ラウンドというより、もっともっと先につながる(後半の)ハーフだったと思います」。生まれ育った地元愛媛で、復調の気配をつかんだ。