3週間前の三菱電機レディースで初優勝を飾った西村優菜(20=フリー)は3バーディー、3ボギーの71で第3ラウンドを終えた。通算7アンダーの207、4位から逆転優勝を狙う。

西村は「ショットが乱れてしまい、昨日調整したことが、ラウンド中にできなかった」と振り返った。この日はパー4の4番で第2打をピン手前約1メートルにつけて初バーディーを奪うなど幸先よく発進。しかし、直後の5番でボギーをたたくと、折り返した10番でもこの日2つ目のボギー。11、12番は連続バーディーと意地をみせたが、14番でまたもボギーをたたき、スコアを伸ばせず。「自分で流れを作れなかった。少しメンタル的にも向き合えていなかった」と反省も口にした。

今季2勝目に向け、6打差でトップに立ちはだかるのは同じ2000年生まれの古江彩佳(20=フリー)となった。西村は安定したスコアを出し続ける古江について「ショットの切れもそうですけど、パッティングも良いストロークができている。先週の優勝の後、移動の疲れもある中でこの成績は格が違うというか、すごいなと思います」と話した。それでも三菱電機レディースでは今回と同じトップと6打差から逆転優勝した経験もある。同年代の若手選手と切磋琢磨(せっさたくま)しながら、2度目の奇跡を狙う。