10位から出た現在賞金ランクトップの笹生優花(19=ICTSI)が6バーディー、3ボギーの69で回り、通算7アンダーの209として単独4位に浮上した。
今大会は初出場ながら、15番では約15ヤードの距離からチップインバーディーを奪うなど、強風の中でも技術の光るプレーをみせた。「風も少し強くて、それに自分が対応できたのはとてもうれしい」と笑顔をみせ「ゴルフは自然のスポーツなので、今日みたいに自然な風が吹いていると難しくなって楽しいですよね。うまくいくかいかないかは別として、いろんなことを考えなきゃいけないですし」と冷静に語った。
今大会で3位以上になると、史上最短となる14試合での生涯獲得賞金1億円突破を達成する。年齢でも19歳162日で達成することになり、04年の宮里藍(19歳141日)に次ぐ2番目の若さとなる。この日の追い上げで首位の原英莉花とは3打差に縮まった。初の国内メジャー優勝も見える状況だが、最後まで表情は変えず「勝ちたいって気持ちもありますが、その前にゴルフというスポーツを楽しみたい。いつも通り楽しんで結果がついてきてくれれば」と話した。