ミレニアム世代(00年度生まれ)の古江彩佳(20)がツアータイ記録の1大会4イーグルを記録した。記録の残る90年以降、02年ミズノ・クラシックで米ツアー選手のソフィー・グスタフソンが記録し、日本勢では初。

第1ラウンド(R)で1個、第2Rでは2個奪取。この日は11番パー5(485ヤード)で残り97ヤードの第3打を54度のウエッジでカップインさせた。「ショットの感触はすごく良くて、ピンの左にやや飛んで。下りが入ってるので(こぼれたのではと)心配してグリーンに行ったら、ボールがなくて“あれ?”って。奇跡です」。4個全て、グリーン外から入れる離れ業だ。

古江はこの日、首位と6打差の通算4アンダーでスタートし、68をマークして通算8アンダーで2位フィニッシュ。ツアー史上3人目の3週連続優勝こそ逃したが、生涯獲得賞金が1億円を突破した。通算18戦での到達は史上4番目、20歳186日の到達は史上3番目のスピード記録。「1億円、行きましたね~。1年ちょいでビックリです」。自分へのご褒美は「ディズニー(ランド)に行きたい。あと、あゆ(浜崎あゆみのライブ)か」とずっと変わらぬ2大趣味を頭に浮かべ、笑みが絶えなかった。