昨年優勝の石川遼(29=CASIO)は、4バーディー、1ボギーの67、3アンダーで、首位と3打差の8位につけた。

2番パー3で、4メートルのパットを沈めてバーディー先行。6番パー5では、イーグルパットこそわずかに決められなかったが、楽々2つ目のバーディーを奪った。2つ伸ばして折り返すと、後半も15番でボギーをたたいたが、16、17番で連続バーディーを奪い、1つ伸ばした。

ほとんどの出場選手が最難関ホールに挙げる、18番パー3は、バーディーこそ奪えなかったが「(出場12度目の)JT杯で打ってきた18番のティーショットの中でも、かなり良いショットだった」と、自画自賛するほど納得の一打だった。無観客だったが「自分には歓声が聞こえた」と、笑いながら振り返った。残り3日間で、河野高明、尾崎将司、青木功、尾崎直道、藤田寛之に次ぐ、大会6人目の連覇を目指す。