日本の畑岡奈紗(21=アビームコンサルティング)が初日を終え、3バーディー、4ボギーの1オーバー、72とし、暫定18位につけて2日目へと向かう。初日は日没サスペンデッドで16人が回りきれず、持ち越しとなった。

この日は空全体が曇り空に覆われ、気温7度の寒さ。加えてピンの旗が強くなびくほどの強風も吹き荒れ、各選手らは耳当てや手袋を着用してラウンドするなど、寒さとの戦いにも苦しんだ。畑岡はアウトからの前半は1オーバーで折り返し、10番でピン横約1メートルのパットを沈めて初バーディーを奪った。しかし、続く11、12番はパットが決まらずに連続ボギー。それでも粘りのゴルフで13番では約7メートルのロングパット、14番でも約2・5メートルのパットを決めてスコアを戻した。

このまま勢いに乗るかと思われたが最終18番でボギーをたたいてしまい、1オーバーで初日は終了した。今大会は10日開幕の全米女子オープンと同じテキサス州で行われており、畑岡は大会前に「調整で出ようと思っていた。この寒さにも慣れて、来週に向けてうまく調子を上げていければ」と意気込んでいた。この日は全体的にスコアが低調だったため、首位とはまだ4打差。全米オープンへ弾みをつけるためにも、残り3日で巻き返しを狙う。

もう1人の日本勢、上原彩子(36)は15ホールを終えて3ボギー、1ダブルボギーの5オーバーで暫定69位。暫定首位は英国のチャーリー・ハルで通算3アンダー、68としている。