小斉平優和(22=太平洋クラブ)とチャン・キム(30=米国)が、通算8アンダーに伸ばして首位に立った。

首位と4打差の10位で出た小斉平は、7バーディー、1ボギーで64のベストスコアをマークした。2つ伸ばして折り返すと、後半は4バーディー、ボギーなし。「ティーショットがフェアウエーにあって、そこからグリーンを狙えたので、バーディーチャンスにつけることができた。昨日(第1ラウンド)は、ほとんどフェアウエーに行かず、耐えるゴルフだったので、今日は楽しかった」と、冷静に振り返った。

第1ラウンドは、2イーグルを奪っての2アンダーだっただけに「それがなかったら、ただの2オーバー。今日はすごく良くて、全然違うゴルフだった」と、調子が上がっていることを実感する。今年から米国の下部ツアーに参戦した。「20試合ぐらい出て、いろいろと試行錯誤しながら勉強になった。以前は全部、ピンを狙っていたけど、今は攻めるところと攻めないところをはっきりさせるようになった。攻めないところは、易しいところにつけるとか、メリハリをつけるようになった」と、マネジメントの部分などで成長を感じている。

今大会は優勝すれば3年のシード権を得られるだけに「シードを確定させて、来年も米国に挑戦したい」と力説するなど、勝ちたい理由も明確だ。

もう一方の首位、キムは、3位で出て1イーグル、5バーディー、3ボギーの66で回った。ホールアウト後は「今日の結果には満足しています。去年は1打差の3位タイで最終日を迎えたと思いますが、最終日は思うようなプレーができなかったのが残念でした。今はすごく調子がいいので、今日ミスしてしまったところを見直したい」と、振り返りつつ、昨年の雪辱を期していた。