10位から出た畑岡奈紗(21=アビームコンサルティング)は、4バーディー、1ダブルボギーの69で回り、通算3アンダー、210で終了時点で首位に1打差の4位に浮上した。

序盤の2番パー5でダブルボギーをたたき、スコアを1オーバーに落とした。しかし、3番パー3でグリーン外からチップインバーディー。続く4番パー4でも、6メートルのパットを決め連続バーディーとスコアを戻した。さらに8番パー4では、第2打をピン左4メートルにつけ3つ目のバーディー。前半を34、通算2アンダーとして折り返した。

後半は、11番パー3で第1打をピン右4メートルにつけバーディー。3アンダーまで伸ばし、この時点で首位と2打差の7位に浮上した。その後はパーを続け、上位もスコアを落としたため、順位が少しずつアップ。最終18番では第1打をバンカーに打ち込み、第2打はフェアウエーに出すだけ。それでも絶妙のアプローチで第3打をピン奥70センチにつけナイスパー。好プレーで締めくくり、今季初勝利へ4アンダーで首位の柳簫然、朴仁妃(ともに韓国)19歳のイエリミ・ノー(米国)と1打差で最終日を迎えることになった。

終了後は「2番のボギー以外はパターも決められたので、一番安定したゴルフができた。まだ、トップとの差が分からないが、ショットをこれ以上落とさず、あとはパッティングをしっかり決められれば」と話していた。