ともに日本人初のメジャー2勝目と、女子ゴルフ界随一の「全米女王」の称号は、2打及ばずこぼれ落ちた。

首位で出た渋野日向子(22=サントリー)は、2バーディー、5ボギーの74と3つ落とし、通算1アンダー、283と失速。金阿林(キム・アリム、韓国=25)に、大会史上最大に並ぶ最終ラウンドでの5打差逆転を許し、目に涙をためて悔しがった。

《「絶対ここでまた戦う」一問一答》

今大会は気温の変化が大きかった。第2日までは晴れて20度を超えたが、最終日のこの日は曇りで5度と真冬の寒さ。多くの選手は防寒服に、耳までかくれる帽子、ネックウオーマーをつけていた。

渋野はティーグラウンドで前の組のプレーを待つ時間もあり、体を揺らしたり、跳びはねたりと筋肉が固まらないような動きをしながらラウンド。寒さの影響を問われると「かなり距離も落ちてしまって、本当に飛距離が落ちるどころか、自分のスイングもできずに18ホールを終えてしまった。最後までなかなか取り戻すことができなかった」と振り返った。

《しぶコーデ》

《渋野のスイング改造》

《渋野の18ホールVTR》