国内女子ゴルフツアーの21年初戦ダイキン・オーキッド・レディースが4日、ドタバタの末に沖縄・琉球GC(6561ヤード、パー72)で開幕する。3日、大会関係者に新型コロナウイルス陽性反応者が確認されたことを発表。急きょ会場の出入りを禁止し消毒作業を行ったため、練習ラウンドが中止に。コロナ禍の昨年から通算15大会目で初めての事態に、渋野日向子(22=サントリー)ら出場108選手はコース外での最終調整を強いられた。大会は予定通り、約1年3カ月ぶりの有観客で開催される。

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賞金女王争いなどで注目を集める黄金世代の原英莉花(22=日本通運)は3日、予定していたインからの練習ラウンドが流れ、コース外で調整した。

2日の会見では、昨年は日本女子オープンなど国内メジャー2冠を達成しながら「ずっとショットに納得できず、嫌だった。だから、ドライバーとアイアンをすごく練習した」と明かし、オフはストロングポイントと言えるショット力をさらに強化することに力を注いだ。待望のギャラリーに「ショットをピンに絡めてバーディーを取るゴルフをお見せしたい」と意気込んでいた。